私はギャモンをプレイしている際、頭の全能力の7~8割を使っているようです。残った2~3割で余計なことを考えたりします。またそういった余裕があるからこそ、プレイしながら棋譜採りもできます。
そこで2~3割の余裕分をもっと有効に使うべく、ランニングピップカウントを始めました。ゲームの最初からずっとピップを数えるのです。私の場合、絶対値を数えるのではなくて、お互いの差だけを数えます。例えば自分が初手61を振ったならば、心の中で「7勝ち」とつぶやきます。実際声に出すこともあります。
そういったわけで、プレイしながら棋譜を採る余裕がなくなりました。そこで棋譜を残すために、ビデオを撮ることにしました。専用のビデオカメラを使う手もありますが、色々検討して、デジカメのビデオ機能を使うことにしました。画面サイズを640×480、1秒間に15コマという設定にすると、ダイスの目がちゃんと見えて、1時間で3GBちょいしかメモリーを食わないので、10時間ほど撮すことができます(32GBのメモリーを使った場合)。
このために10日ほど前、RICOHのCX1という機種を購入しました。ネット通販にて13,000円ほどだったのですが、去年ならば4万円超で販売していたものです。単純にデジカメとしても、私がそれまで使っていたものなど比べものにならないほどきれいに写真が撮れるので、満足しています。
話を戻しましょう。要するに、盤聖の全試合を私はビデオに収めたわけです(矢澤戦の最終セットは高橋さんに採譜してもらいました)。
ビデオからの棋譜起こしはそうとう大変ですが、何とかやり終えてパフォーマンス・レーティングをチェックすると次のような数値でした。
竹内戦 1.8と3.0
矢澤戦 1.4と4.5と3.7
5マッチの平均2.88
3を切れば、今月末の『第3回キプロス・オープン』に行ってもよいと考えていましたが、ぎりぎりクリアできました。さて飛行機の空き状況でも調べてみましょう。
10月末、パリ大会最終日のディナー・パーティー(田中さん撮影)