20日(水)。鈴木琢光氏が望月プロを破り、決勝へ進んだ。
世界ナンバーワンプレイヤーが世界選手権に20年間参加し続けて、一度も決勝へ行けないことがあり得る。バックギャモンとはそんなゲームだ。だから琢光氏には、何があってもこの機会をものにして欲しい。
私は第二コンソレーションの四ラウンド目を勝ち抜き、ベスト8へ進んだ。
しかしフランク=サイモン(Frank Simon)との準々決勝を、スコア6-9で敗れた。
実はメイントーナメントで那須さんに敗れた後、私は驚異的なプレイを続けていた。パフォーマンス・レーティングが1.5 2.2 3.0 1.7 1.7 1.9というあんばいであり、何かが乗り移ったかのようだ
それがこの準々決勝では6.6という飛び切り悪い数値を出してしまった。どうしてかは自分でも分からない。四ラウンド目と準々決勝の間が6時間も空いた影響があったのだろうか?
バックギャモンはつくづく正直だと思う。良いプレイをすれば勝つし、悪いプレイをすれば負ける。この世界選手権では、気持ち悪いほどその傾向がくっきりしている。
会場のフェアモントホテルと、モナコグランプリのコースでもあるトンネル