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MichyBackgammon 『Mochy & Michyのバックギャモン道場』で一緒に強くなりませんか?バックギャモンのオンラインサロンです。 バックギャモンの戦略書がJBLショップに。 アメリカのバックギャモンショップ「Backgammon A La Carte」 景山の映画ブログです。 景山の印象に残った言葉を書き記しました。 以前の記事
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中村慶行さん
スーパージャックポットで優勝した中村さんは、今回男気にあふれていていました。決勝戦の相手ペトコ=コスタディノフ(Petko Kostadinov)はバックギャモンジャイアンツの六位にランキングされ、今年のノルディックオープンにて世界選抜メンバーの一員でした。決勝戦が最終日の表彰式後に行われるため、彼から賞金を折半してトロフィーのためだけにプレイしようと提案して来ました。彼の実力からすれば最大限の譲歩だったのでしょうが、中村さんは即拒否しました。曰く「トロフィーのためだけにプレイするんじゃ気合が入らない。PRでも勝って実力をみんなに見せてやる」。彼はその言葉通り11対7でペトコを粉砕しました。残念ながらPRは4.16対3.83で彼を上回ることは出来ませんでしたが。みんな見知らぬ日本人に興味津々だったのでしょう。「この日本人は強いのか?」と尋ねて来ます。私が「ペトコより強いかもしれない」と返答すると「はあ、あり得ない」と驚嘆していました。 ダブルス 今年のバックギャモン・フェスティバルで来日した盲目のプレイヤー、ヤン=キット=チャン(Yan Kit Chan)が私のダブルパートナーでした。彼は頭の中にボードをイメージしていますが、それを補うため必ずワンロール毎に駒を触って配置を確かめます。そこで私たちがプレイする際は、彼がダイスを振り、駒を動かしました。 初戦から強豪相手の試合が続きます。一回戦がバックギャモンジャイアンツの八位にランキングされるBob WachtelとJan Jacobowitzのペア、二回戦が今年の世界チャンピオンAli Cihangir Çetinelと昨年の世界チャンピオン、矢澤亜希子さんペアでした。接戦をものにして3ラウンドを勝ち抜きます。 4ラウンド目の相手はドイツ人とルーマニア人のペアでした。二人はルーマニア語らしき言葉で会話するため、何を云っているか1ミリも理解できませんが、とにかく話が長い! ワンプレイで5分くらい激論をかわし、それを何度も繰り返します。しびれをきらしたヤンが時計を使おうと提案したので、私がディレクターに尋ね、あっさり了承されました。ちなみに観戦者のほぼ全員がドイツ・ルーマニアペア側から提案したと勘違いしたそうです。明らかに私達ペアが駒を動かす際に通常人よりも時間をかけるわけで、みなさんが誤解したことも当然でしょう。傑作なことに、ドイツ・ルーマニアペアはついに決裂し、ルーマニア人が一人でプレイし、ドイツ人は席を立ちました。とは云ってもたまに戻って来ては局面をチラ見しますが。スコアが2アウェイ-2アウェイとなった際、私達からのダブルをルーマニア人が即降りした瞬間に、ドイツ人は絶叫しそうな表情を見せました(勿論どテイクです)。 この試合も際どく勝った私達は、5ラウンド目でイタリア人ペアと相対します。スコア0-4(7ポイントマッチ)とリードされてから、美しい四倍キューブを放ったのですが、残念ながら敗れました。
by michihito_k
| 2015-11-16 17:53
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