決勝トーナメントは八名のプレイヤーにより、「7ポイントマッチの2セット先取」という形式で争われます。私の一回戦の相手はドイツから来たフランク=サイモン(Frank Simon)でした。1セット目を失うも、2,3セット目を連取して勝ち。
準決勝の相手は、前回のバックギャモン・ジャイアントで一位に輝いたイスラエルのファラフェル(Falafe)です。この対戦もインターネットにて中継されました。
1セット目を取った後、2セット目の第2ゲームで200を超えるブランダーを三度犯しますが、それでも強引に4点もぎ取って5-0とリードしました。そして続くゲームにて私は圧倒的優勢となり、その時点で私が決勝戦へ進む可能性は約99%でした。しかしこのゲームを落としてスコア5-2となった後、続く2ゲームも負けてセットを失いました。
最終セットはスコア5-1とリードするも、最終的に負けてしまいます。もっとも大切なこのセットを、まずまず良い内容でプレイできたことがせめてもの救いでしょう。
この大会は私にとって忘れられないものとなりました。ローランド=ヘレラ(Roland Herrera)とヨルゲン=オロワルスキー(Juergen Orlowski)が終始交代で棋譜を採ってくれた上、様々なサポートをしてくれたこと。ファラフェルとの対戦を含む四試合がインナーネットを通じて全世界に中継されたこと。田中達也さん、四鹿和彦をはじめとして日本の人々が応援し続けてくれたこと。沼沢和子さんが毎晩手作りの日本食をふるまって下さったこと、などなど。
これらすべての方々に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて決勝の最終セットにて、次のポジションでリダブルしなかったことには悔いが残ります。
黄色3-1茶色/7ポイントマッチ
黄色の振り番でキューブアクションは?

photo by Simonetta