23日(土)。モンテカルロ・オープンの準決勝で、ネブザット=ドガン(Nevzat Dogan)に11-6で勝つ。彼はGridGammonで1900点あるグッドプレイヤーであり、対戦してみて素晴らしいアイディアの持ち主であることを感じると同時に、荒さが気になった。集中できてない瞬間があって、その際に思わぬ悪手を指すのだ。
決勝ではイタリアの伊達男フェルナンド=ブラコーニ(Fernand Braconi)と対戦。スコア2-6とリードされた所から四倍キューブで勝って6-6に追い付くのだが、最終ゲームでひどい悪手を指し、ギャモンを取られて6-11で敗れた。
まさしく準決勝でネブザット相手に指摘した「集中できてない瞬間」が私に訪れたのだ。目の前の局面に集中することが私の課題だ。それを妨げる要因としては次のものがある。
● 見落としや悪手を指した後、それを後悔する
● 相手のジョーカーで一転して不利になる
● 「この相手なら勝てるはず」という誤った思いこみをしている際に、リードされて動揺する
またゾロ目を振ると、一瞬にして自分の想定してない局面へ至ることがあるので、きちんとすべての選択肢を考慮する必要がある。
豪華なボートが並ぶモナコの港(photo by 小倉裕二)