盤聖トーナメントの前日、東京に滞在しているピーバー(Paul Weaver)を尋ね、11ptマッチを二度対戦しました。たいへん良い感触でプレイできました。ピーバーの「You are better than me」という言葉も、お愛想ではなく実感として受け止められました。
そうして挑んだ盤聖トーナメントですが、一回戦で負けました。全然ダメでしたねえ。
「今の自分はこのくらい出来る」とイメージしてた物をまったく出せなかったですわ。過剰に良いイメージを持ちすぎていたのかもしれませんが、チェスクロックの影響も大でした。とにかく時間の使い方が下手でした。時間配分がうまくいかず、途中からあわて始めるという、まるで初心者みたいな状態でした。
大阪予選もまったく同じシステム、同じチェスクロックで行われますが、時間が足りなくなってあわてた記憶がありません。それが東京での本戦になると、今回に限らず時間に苦しめられたことが何度かあります。要するに「これは大事な試合だ」と過剰に意識して、あまり考えなくてもよい所で考えすぎてしまうということなのでしょう。決断が鈍ると言い換えてもいいかもしれません。
以上のことは、これまでに何度も考えましたが、自分の中での優先順位は低く、解決が後回しになっていました。しかしこの機会に「時間の使い方」「ムーブ、キューブを考えるとはどういうことか」をきっちりさせないといけません。